2014年9月28日日曜日

やはり、VESPAは生き物?

ここ何日か、走っていて、何となく違和感を感じていた僕の愛車、ET3。 別に、走っていてパワーが無いとかという、重篤な違和感じゃなくて…。 何となく、音が濁っていると言うか、上手く表現できなけどちょっと違う感じ。 今日、用事を済ませ、ヴェスパを停めて、何となくマフラーを触ると、熱いだけじゃなくグラグラ…。 なんか、取り付けが緩んでいる感じです。 一時間程、冷ましてから、もう一度マフラーを押したり引いたりしてみるとやはりグラグラ。 マフラー本体は、シャフトをブラケットに差し込んで、特に固定していないのは、以前のタイヤ交換時に学習済み。 それにしても、グラグラなので、先ずはアクセスし易い、エキゾーストパイプとのジョイント部の緩みをチェック。 期待に反して、締まりすぎる位締まってます。 意を決して、リヤタイヤ、シュラウドを外して排気ポート部の螺子を締め直す事にします。 覚悟を決めてしまえば、面倒なだけで特に難しい所も無い作業。 背中を丸め、時には地面に寝そべって、格闘する事25分。 それにしても、たった2個のナットを締めつけるために25分とは、こんな設計を恨んだり、完成したら、嬉ししさ倍増だったりと…。

さて、作業完了後の試運転。
エンジンの音は、雑味が無くなり、以前の軽快な雑味の無い独特の音になりました。
と、ここまでは、普通の作業レポートですが、なんと、スピードメーターが、普通に作動するようなったんです。
前輪は、タイヤの空気圧を調整した位で、殆ど触っていないのに。
今までは、針が振れながら、40km/h位までしか表示しなかったのに。
VESPAは生き物って、時々聞きますが、本当に体感できるとは…。
明日も、ちゃんと動いてくれるのかな、スピードメーター。

2014年3月28日金曜日

MEIDAIベビーポンプ

ET3を入手以来、日課のように毎日観ていた旧いVESPA関係のブログ。
そんなVESPA関係のブログで、ある日偶然発見した「MEIDAIベビーポンプ」と言う空気入れ。
以来「あれば欲しいな…。」と思っていた「MEIDAI ベビーポンプ」。
もう、その佇まいに一目惚れ。
そんな、「MEIDAIベビーポンプ」、何となく入手する事が出来ました。やはり、予想通り、競争にはならず、でも、予想よりちょっと高かった開始価格で…。

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1917年、自転車部品の製造開始、1933年、自転車用空気入れの開発に成功し、製造販売を開始、1937年自動車用車載空気入れの発売を機にT社と取引開始、2007年頃空気入れの生産中止、自転車部門から撤退した、大橋鉄工さん。 名古屋の大橋鉄工だから名大なのでしょうね…。
国産最後の空気入れメーカでもあったそうです。 
現在は、T自動車のパーツ供給メーカになってしまった様子ですが。 

そんな大橋鉄工さんの経営理念「私たちは“世のため人のためになるモノづくり”で 社会に貢献し、その喜びと誇りを皆で分かち合うことができる企業を目指します。」 
もう、クルマの目立たない部品製造だけではもったいなすぎます…。 

本当は、もっと新しい、最終モデルで良かったのですが、縁あって手に入れたのは、初期の更にレアなモデル。およそ五十年位前の物らしいです 
お洒落なケースの色が、最終モデルは茶色ですが、初期の物は紺なのだそうです。 
でも、細かな違いはありますが、基本的な部分は全く変わっていないそうです。 



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いかにも質実剛健な頑丈そうな作り。 
携帯用としてはちょっと重いかも…。 
昔は、このケースをハンドルやダウンチューブに括り付け、遠乗りに出かけたそうです。 
まぁ、今となっては、パンクしたらJAFに救援依頼すればすむ事ですが…。 
そして、僕のET3には、純正のポンプが装備されているので必要はないのですが…。


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見た目は、そこそこ綺麗ですが、圧縮が弱かったり、ケースに綻びがあったり…。
最初は、物が手元にあれば良いなんて思ってましたが、入手できれば使えるようにしたくなるのが世の常と言う事で…。
まぁ、実際に使う事は、まず無いとは思いますが…。



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組み立てると、こんな感じになって、BABYのロゴ部分を足で押えて空気を入れます。 
結構力が入ります。 
コンテッサのタイヤ無理っぽかったですが、嫁ちゃんの自転車のタイヤはパンパンになりました。 
VESPAのブログなのに、ベスパで試していないのは、我ながら、如何なものかと思いますが…。
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心配な消耗部品、パナレーサーのポンプと共通らしいです。 
パナレーサーのポンプは、大橋鉄工さんから技術を買い取ったらしいです…。 

そして、ピストンのパッキン、ちょっと空気漏れのあったホース、川越界隈のホームセンター、自転車店を十件程廻って無事入手。 



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さっそく、分解して、シリンダー内を掃除したり給油したりして、新しい革パッキンを付けると圧縮も完全復活。
ところで、革パッキンに塗布する油、どんな油が良いのでしょうか?どなたか教えてください。
今回は、革と言う事で、ラナパーをたっぷり塗って取り付けてみました。
シリンダー内は、空気入れ用オイルと言う物があるそうですが、ワコーズのプロステージ0W-30を塗布しました。


ホースも、色こそ違いますが、昔の電気こたつのコードのような布のカバーの付いたホースに取り換えて…。


これで、きっと僕の残りの一生より長持ちする事でしょう。 

また、無駄なコレクションが増えてしまった様な気もしますが…。

2014年1月16日木曜日

Vespa 125 Primaver ET3 のタイヤ交換

千切れてしまった口金は元には戻らないので、覚悟を決めてタイヤ、チューブ、そしてアルミホィールを手配する事にしました。
タイヤは、やはりミシュランでしょう。という事で、「ミシュランS1」。チューブもミシュラン。
Vespa乗りの多くの人は、同じミシュランでもS83を選ぶ人が多いようですが、人と同じ事が嫌な訳でも、走りに徹する訳でもないのですが、S1にしました。
たぶん、Vespaに乗り始める前に、色々参考にさていただいたサイトのhiroさんの影響?

タイヤとチューブは、近所の「キタザワタイヤ」さんで、取り寄せてもらいました。
「キタザワタイヤ」さんは、四輪のタイヤショップですが、なぜか二輪のタイヤも取り寄せてくれます。
しかも格安です。たぶん、○輪館や、△イコ・ラ×ドより安いと思います。
ただ、二輪のタイヤの組み替えは、対応していないので、手組できそうなサイズだけな感じが残念です…。






そして、どうしても装着したかった「F.A. Italia」のアルミホィール。
毎日、「宇賀神商會」さんのサイトとヤフオクをチェックしていたら、ヤフオクに、中古の程度の良さそうなものが一本出てきました。こちらは、あまり競り合わず、安値で落札できました。
実は、同じ人から、もう一本出品されていたのですが、こちらは、ひびが入っているとの事だったのでだめ…。
仕方が無いので、新品のホィールをヤフオクで購入。最安値のものは、送料別だったので二番目に安くて、送料込だった物を購入しました。
新品一本、中古一本で、「宇賀神商會」さんの通常の値段で新品二本購入するよりちょっと安い位な値段でした。
が、アルミホィール二本揃ってから、間もなく、「宇賀神商會」さんに「F.A Italia」入荷したみたいです…。ショック…。

気を取り直して、先ずはホィールの修正です。新品なのに…。




車両のブレーキドラムに接する部分のバリが物凄い事になっています。まるで、できの悪いプラモデルのようです。中古も、新品も。
このままでは取り付けできません。
タイヤを組み付ける前に、ホィールの修正です。
中古の方は、以前の持ち主さん、取り付けできなっかたのでは?と言う感じです。
一本だけ無理やり取り付けたら、クラックが入って諦めて、そのまましまい込んであったのかもしれません…。




リムの内側のはみ出たような部分を鑢で削ってフラットにして、ブレーキドラムにすんなりと取り付けできるようにします。
前後二本分の内側、外側と合計4本仕上げます。
噂には聞いていましたが、本当に酷い仕上げです、「F.A. Italia」のアルミホィール。







もう、出来が悪いにも程があるという感じ…。プラモデルだってこんなにバリはありません。
しかも、新品のホィールは、内側、チューブと接する面もザラザラを通り越して、とげとげな感じ。
まるで、下ろし金のような表面です。
このままタイヤを組みつけたら、一発で新品チューブがパンクしてしまいそうなほどです。
なにしろ、バリ取り作業中、手を切りそうな感じだったので、軍手をしていていたのですが、軍手が僅かな時間で擦り切れて、穴が開く程でしたから…。

いくら、シエスタな国の製品と言っても程があるという感じです。
数千円の部品だから、まぁ、まぁ、と言う感じで楽しみながら仕上げましたが、お馬さんや、牛さんのマークなクルマのパーツだったら、大変なことになるような気がします。
製品の精度を呪いつつ、仕上げる事、およそ二時間。
最後は、表面をワコーズのメタルコンパウンドでピカピカにして出来上がり。






タイヤの回転方向に注意して、ホィールに組み付け、車両に取り付ければ、さっきまでの仕上げの悪さの事など、些細なことはどこかに吹っ飛んで言いてしまいます。すっかり、奴らの思う壺です…。
う~ん、美しい。
取り付けナットに、袋ナットを用意したので更に、美しさ倍増です。






リヤは、フロントと違って、マフラー外したり、更にはエキゾーストパイプのフランジと干渉してちょっと苦労しましたが、なんとか完成。
もう、最高にマッチしたデザインです。これ以外考えられません。
これで、外観はもう完璧な感じの僕のVespa 125 Primaver ET3。
カッコイイと言うか、可愛いにも程があるとい感じです。
思わず、頬ずりしたくなっちゃいます…。頬ずりすると髭で傷がついちゃいそうですが…。






メタルコンパウンドで、磨いた甲斐もありました。
美しいです。言う事ありません。
早速走ったら、今まで以上にスムーズに走るうえに、ブレーキも安心して掛けられうようになりました。
今までの、ヒビだらけのPILELLIの時は、すぐにロックして、怖かったです。


さぁ、次はサスペンションかな…。
あまり固いのは嫌だし…。
ど・う・し・よ・う・・・・。

2014年1月13日月曜日

バスガス爆発、べスパタイヤ爆発・・・。

更新を、さぼり続けていたので、だいぶ前の出来事ですが…。

可愛いだけじゃなく、世間の予想とは裏腹に日々快調に走り廻ってくれる愛しの、ベスピーノちゃん。
そんな愛車Vespa 125 Primavera ET3にトラブルは突然やってきました。
それは、仕事に必要な資格の年一回の講習に出席しなければいけない日のことです。
朝から秋晴れの気持ちよい天気だったのと、会場の駐車場が狭いうえに、講習終了後の渋滞が嫌だったので、Vespaで行くことにしました。
講習は、午後からなので、午前中にVespaの掃除をして、タイヤの空気圧をチェックして、点検項目も少なく「シンプルな事は良いことだなぁ。」なんて思ってました。
しかし、この点検がトラブルの引き金になるとは努々思いませんでした…。
会社を出発して、3km程走ったところで、リヤに感じる違和感。
「あれ?変だな…。」と思う間もなく、ガタガタと振動が。
Vespaから、降りて、後輪を見ると、絵に描いたようにペチャンコに潰れています。
もう、笑うしかない位見事なパンクなんですけど、1時までには講習会場に行かなくてはならないので、笑っている場合じゃありません。
幸い、300m位先に、四輪のタイヤショップがあったので、取り敢えず押して行って、空気を入れてもらう事に…。
昼休み中なのに、空気を入れてくださった、ブリジストンのタイヤショップの皆様ありがとうございます。
しかし、悲しい事に、タイヤの中で、虚しくシューシュー言うだけで、タイヤが膨らむ気配すらありません。
仕方が無いので、ここから、1km程の自宅にまで押して行き、そこから、自転車に乗り換えて、まずは講習会場へ。
なんとかギリギリ遅刻も免れ、無事講習終了。自宅でパンク修理も考えましたが、JAFのロードサービスを依頼して、実家のガレージに運んでいただくことにしました。




このVespaを手に入れた時から、タイヤがひびだらけだったので、先ずはタイヤ交換しないととは思っていたのですが…。
実は、序に、ホィールもF.A ITLIAのアルミホィールにしようと思っていたのですが、ずっと欠品だんです、宇賀神商會さん。
ヤフオク等に出品されている、他のお店だと、宇賀神商會さんよりかなり高いので、ずっと待っていたんです、宇賀神商會さんに入荷するのを。

無いものは仕方が無いので、取り敢えずパンク修理だけでもしておこうと、タイヤを外してチューブを取り出してびっくり!!!




なんと、口金の付け根がバックリと口を開け、捥げかかっているではありませんか。
どうやら、釘を踏んだとかではなく、出かける前に空気圧を点検したのが裏目に出てしまったようです。

さっそく、タイヤとチューブを手配して。
あ、スペアタイヤはどうしよう、F.A ITALIAのアローイホィールはどうしよう…。